電気科では,優れた知識・技術や幅広い経験を持つ学校外の社会人の方をお招きし,学習内容の一層の充実を図り,生徒の興味・関心を高めるため,「社会人講師講演会」を実施しています。
日時:平成23年12月16日(金)
対象:電気科2年生
講師:倉敷芸術科学大学
産業科学技術部 観光学科
教授 濱家 輝雄 先生
内容:「諦めないアマチュアだけがプロになれる」
~コミュニケーション力UPの方法論~
講演内容
17歳の大切さについて,ご自分の経験を踏まえ,この時期に目的意識を持ち,自分の進むべき方向性を持つことが大切であり,一つのものと出会い夢を持ったならば,実現するまで貫くことが大切である。また,社会人になるということはその道のプロになることでもある。それだけにいい加減な気持ちでは駄目であるとのことであった。そして,人に夢と書いて儚い(はかない)と読むが,気持ちの中では儚と書いて“ゆめはかなう”と読もうとアドバイスを受けました。
また,現在の高校生はタコツボ症候群とCGM+I症候群の人がとても多くいるとのことでした。タコツボ症候群とは,壺の中の世界だけしか見ていない。とても狭い範囲だけでの付き合いをしている人を指します。CGM+I症候群のCはコミック(漫画),Gはゲーム,Mはメール,Iはインターネットを表しており,すべて物事が一人で完結してしまうものばかりを好む人のことである。顔と顔が向き合い,人と人がクロスオーバーすることがないものを好む高校生が今の高校生の現状であるとのことでした。コミュニケーション力を付けるためには,“周囲の人・仲間を一人ぼっちにしないこと”,“自ら一人ぼっちにならないこと”そして,コミュニケーションは対話という意味であるが,会話を大切にしてもらいたいとのことでした。
感想
今回の講演の対象は2年生でしたが,将来の自分の進路についてはまだまだ決めきれていない生徒が多いのが現状です。今回の講演で,プロになっていく意識の重要性,また,言葉の一つ一つがとても大切であることを再認識することができたのではないかと思います。