自転車競技部 北東北インターハイレポート④

2日目の最後の競技は、3kmインディヴィデュアル・パーシュート3・4位決定戦である。
相手の鈴木康平(静岡・星稜)選手は、2年生ながら実力を持っており、強敵である。
予選の走りから、鈴木選手は前半型、原田は後半型ということで、『前半リードされるが、慌てず、自分の走りをするように』とアドバイスを送った。
スタート直後から、予想通り鈴木選手は予選よりも速いペースでタイムを刻んできた。1kmを原田は1分15秒、鈴木選手は1分13秒と2秒もリードされてしまう。1km-2km差は縮まらず2秒のまま。
しかし、2km過ぎから指示通りペースを上げていく。1周23秒で相手との差を徐々に縮めていくが、ラスト1周でもまだ1秒の差がある。
残り半周でついに鈴木選手をとらえる。最後は、逆に1秒の差をつけ、見事な逆転勝ちであった。
記録は、予選での自己ベストをさらに3秒更新する3分36秒373で、3位表彰台を勝ち取った。
原田自身、全国大会で初めてのメダルを獲得した。

     

     

(自転車競技部 監督 大山良雄)

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