資格はもともと国または団体が責任を持って個人の職業技術・能力を保証するエキスパートとしてのライセンスです。このため同じ電気工事の技術者であっても、電気工事士や電気主任技術者などの、より上位の資格を持っているか、いないかでは、社会の信用も違えば待遇も違ってきます。また独立して会社や事務所を開くこともできます。つまり現在のような資格社会では、資格を取得することは社会人としてのパスポートを得たことになり、技術者の義務でもあるわけです。

工高生にとっての資格の効用
  • 自己啓発になり学習にやる気が起きる。(成績が上昇する)
  • 生きがいのある学校生活を送ることができる。(目的意識)
  • あらゆる分野の学習ができ幅の広い人間になれる。(人格形成)
  • 就職が有利になることがある。(希望の進路)

 学校生活で一番大切である自己啓発という面で考えてみると、資格取得に積極的にとりくむ生徒と、そうでない生徒では、明らかに前者の方が3年間で成績が向上するという結果がでています。すなわち目的意識ができて、充実した高校生活を送っています。

本校における求人の職業分類と必要関係資格

○印は高校時代に取得可能な資格

職業分 職種 関係資格
技術員 電気系(保守含) ○電気主任技術者 電気エネルギー管理士 ビル管理士
電子・情報系 ○情報処理技術者 総合無線通信士 ○陸上無線技術士
機械系 ○公害防止管理者 ○溶接技術者 各種機械作業主任者 技能士
化学系 ○熱エネルギー管理士 高圧ガス責任者 ○放射線取扱主任者
建築・土木系 ○測量士補 建築士 土地家屋調査士 ○トレース技能検定 建築製図技能士 ○レタリング技能検定
現業員 電気・工事系 ○第一種電気工事士 ○第二種電気工事士 ○消防設備士 ○生活家電製品エンジニア ○工事担任者
電子・情報系 ○情報家電製品エンジニア ○情報処理技術検定 ラジオ音響技能検定 ○ディジタル技術検定
機械系 ○ボイラー技士 ○ガス(電気)溶接士 ○冷凍保安責任者 ボイラー整備士
化学系 ○危険物取扱者 ○液化石油ガス責任者 ○高圧ガス責任者 ○毒物劇物取扱者 ○ボイラー技士
建築・土木系 足場組立等作業主任者 宅地建物取引主任者 ○フォークリフト運転者 ○クレーン運転資格 ○車両系建設用機機械・玉掛け
整備系 各種整備士
食料品 調理師 栄養士 食品冷凍技士 食品衛生責任者
事務員 一般・経理 ○計算実務能力検定 ○計算技術検定 行政書士 会計士 ○小型電卓技能検定
店員 百貨店・商店 販売管理士 商品開発士 包装管理士
販売 訪問販売士
その他 保安・サービス 各職種に応じた免許
運輸・交通 各種運転士
医療・保険 医療保険士

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